冬水田んぼを目指して!(2025.1.25 定例活動)
2025年最初の定例活動を1月25日に実施しました。
冬水田んぼを目指して大工事?
水生昆虫やサワガニなどの生きものの棲みかとして、また産卵に訪れるヤマアカガエルのために、湿地内の田んぼは冬の間も水をはっておく「冬水田んぼ/冬期湛水(たんすい)」を目指しています。
湿地内の2枚の田んぼの内、下田んぼは前回の定例作業で排水部分の漏水を土のうを積んで補修したところ、水がしっかりと溜まっていました😙🎉
ところが、上田んぼをみると、、、全く水が溜まっていません。。。💦
上田んぼに取水した水は、ある程度水位が上がると、下の写真のパイプ管を通って、下田んぼにいく構造になっているのですが、、、パイプ菅を通らずに違うところから下田んぼに流れ込んでしまっているようです。。。
いったい何処から下田んぼに流れてしまっているのか、、、どこかに穴があるのだと思うのですが、なかなか原因が分かりません😂
水の動きをよ~く観察していると、どうも畔の下に地下水路が出来てしまっているようです。
おそらくここっぽいという場所を掘ってみたところ、、、
ありました!! 地下を脈々と流れる水路が。
ということで、地下水路の入り口となっている箇所に波板を追加して穴を塞ぐと、、、
この日は、上田んぼへの流入水路の泥上げや、畔の補強、泥上げも行いました。
ヨシ原のつる性植物の除去
冬のこの時期の大事な作業として、ヨシ原のつる性植物を取り除く作業も行いました。
下流域の山側 に 新たな倒木
毎回、湿地の様子を見て回るのですが、前回の定例会の時にはなかった新たな倒木が!!
ナラ枯れの枯損木が、物の見事にと言ってよいのか、侵食著しく竹林化しつつあったタケをなぎ倒すように、南水路の上に!!
ナラ枯れがひどい森の手入れをどうしていくのか、湿地の乾燥化を防ぎつつどうやっていくのが良いのか、なかなか悩ましい問題です。
おまけ
夏場は湿性植物で覆われている湿地ですが、冬の間はなんとも見晴らしがよい感じに。
この写真のあたりでは、ぴーちくぱーちく、小鳥さんたちがとっても賑やか。この日に出会った小鳥さんについては、☞こちら
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