投稿

脱穀としめ縄作り(2025.12.27 定例活動)

イメージ
 12月の定例活動は、年末恒例の脱穀としめ縄作りを行いました。 輪になって脱穀作業 いよいよ田んぼの作業も大詰め。11月の定例活動で稲刈りを終え、「稲架(はさ)掛け」をして自然乾燥させた稲を「脱穀」します。 乾燥させた稲の穂先から籾を落とす脱穀は、昔ながらの作業としては 千歯扱き(せんばこき)を使うのですが、それほど量も多くないのでみんなで輪になって手作業で行いました。 穂先の籾を指でつまんで削り落としていきます。 脱穀した籾には、稲の葉や藁くずが混ざっているので、息を吹きかけて軽い藁くずを吹き飛ばして完了です。 しめ縄作り 脱穀した後の稲わらを使って、お正月に玄関先に飾る「しめ縄」作りにチャレンジしました。 まずは水につけて湿らせた稲わらを束にしたあと、3等分にします。 3つの内の2束をねじりながら締め上げます。1つの束をねじりながら、2本の束を巻き上げていくのですが、この作業がなかなか難しい。 苦戦しながらもコツを掴んでうまく締め上がってきました。 残りの1束もねじりながら編み込んでいきます。 最後に輪にして完成!なかなかの出来栄えです! 自作したしめ縄を玄関に飾れば、年神様をお迎えする準備も万端!良い年をお迎えできそうです。 冬は野鳥観察にもってこいです 脱穀としめ縄作りをしている間も、湿地では小鳥の鳴き声が絶えなかったので、作業の合間に野鳥観察を楽しみました。 ヨシの中でごそごそ動き回る小鳥の群れを発見。 白いアイリングが可愛らしいメジロがエサを探していました。どうやらヨシの茎の中に越冬中の虫がいるみたいです。 続いて田んぼの方に目をやると、落ち葉の上でなにやら動く姿が、、、 枯れ葉の色にみごとに溶け込んでいるアオジが、こちらもエサを探してチョコチョコと歩き回っていました。 そして木の上を見上げると、スズメよりも一回り大きいモズの姿が!こちらも眼光鋭く獲物を狙っていました。 生きものの姿が少なくなる冬の湿地にも命の輝きがあふれていました。

サクサクふかふかの落ち葉を踏みしめながらの楽しい湿地&周辺見学ツアー(12月13日開催)

イメージ
 12月13日、多摩市の農業公園参加者を対象に、連光寺・若葉台里山保全地域を巡るツアーを実施しました。 2027年に開業予定の農業公園は、湿地の上流に位置する保水域。この場所で農に親しむ皆さんに下流の湿地のことを知ってもらえるといいな、と思って、毎年見学ツアーを実施しています。 当日は寒さや学校行事の影響もあって参加者は2組でしたが、お子さんをはじめ参加者総勢10名の皆さんと約2時間、サクサクふかふかの落ち葉を踏みながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。 里山保全地域の谷戸の 尾根道を散策した後、普段入ることが制限されている湿地を見学しました。 「農業公園を見に来た時以来、湿地を見たかったので嬉しかったです」 「住んでいる地域をもっと知りたい」 といった感想や、お目当てだったホトケドジョウを見つけて喜ぶ子どもさん、ジュズ玉を手にして喜ぶ声に、こちらも元気をいただいた一日でした。 また遊びに来て下さいね。

水生生物調査と稲刈り(2025.11.22-23)

イメージ
水生生物調査  連光寺東谷戸の会では、専門家や近隣の学校にも協力いただき、生きもの調査を継続的に行っています。絶滅危惧種などの生息状況のモニタリングを目的とした水生生物調査(個体数調査)は、年に2回(4月、11月)実施。11月23日に開催した調査の様子をレポートします。 この日は、近隣の聖ヶ丘中学自然探求部の生徒さんと多摩大聖ヶ丘中学校の生徒さんにも協力して頂きました💪 胴長を着て、調査方法の説明を聞いて、いざ湿地へ! まずは下流側から調査をスタート。区間を区切って一度に3人がガサガサをして水生生物を探します。 湿地だけあって、足を踏み入れると場所によっては膝くらいまで足が埋まってしまいます😂 見つけた生きものは、バットに入れて、まずは観察します。 このヤゴの名前はなんだろう?!貝もいるね! こちらは、上田んぼで確認されたヤゴ。湿地にはヤゴがたくさん棲息していることが分かります。 ホトケドジョウなどの魚類は体長も測定して記録していきます。 ホトケドジョウ モノアラガイ類 湿地にはホタルのエサとなるカワニナがたくさん棲息しているのですが、今回の調査では水田の中で多数のモノアラガイ類が確認されました。過去の記録をみると2011年~2017年に記録がありましたが、最近では見られなかったので急に増えた印象があります。 水田での湛水状態を続けるようにしたことがこれらの生息にはプラスに働いたのか、あるいはカワニナ類がやや少なくなったことにより、利用できる資源が残るようになったために増加したのか、、、引き続き気にしていきたいと思います。 また、 通称ドンズマリのあたりでは これまでの一連の調査で確認されていないと思われるトンボ科ヤゴが 確認されました。 長年、同じ手法でモニタリング調査を行うことで、様々な湿地の変化をみることができます。 最後に調査で見つけた水生生物について詳しく説明してもらいました。生徒さんが真剣に聞く様子が印象的でした。 参加された皆さん、ありがとうございました。 稲刈り 水生生物調査の前日には、常連メンバーで稲刈りを行いました。 湿地はもともとは水田だったこともあり、 生きものの住処となるような田んぼの復元・管理を行っています。ボランティアメンバーが1年かけて畦塗り、育苗、代掻き、田植え、除草、畦の補修など、気持ちを込めて育てた稲を刈り取ります。...

多様性あふれる湿地(9月定例活動)

イメージ
9月の定例活動もまずは湿地内の観察からスタート。  このみずみずしい植物は、アオミズ。名前の通り緑色でみずみずしいのが特徴の湿った山野に生える一年草。アクが少なく若葉はサラダなどで食べられる山菜なんだとか。 葉がエノキ(榎)に似ている?この植物は、その名もエノキグサ。畑や路傍などに普通に生育する、こちらも一年草。 糸を通して数珠(じゅず)にして遊んだ方もいるのでは?水辺に自生するジュズダマは、東谷戸の湿地ではお馴染みの植物です。 こちらはタカサブロウ。日本には在来種と外来種(アメリカタカサブロウ)があり、見分けるには果実の形がポイントとのこと。どちらなのかは専門家の同定を待ちたいと思います。 外来種のキショウブの抜根(除去)した木道沿いにはミゾソバが群生しています。抜根作業はかなりの重労働でしたが、こうして在来の湿生植物の回復が進んでくるのは感慨深いものがあります。 多年草のガマは今年も大きく成長し、 「蒲の穂」(雌花群)もだいぶ熟してきました。綿毛が飛散するのももうすぐです。 そして田んぼの稲も実ってきました。稲刈りが楽しみです。 在来の湿生植物の回復が進んできた湿地には、たくさんの生きものが生息しています。 まずは東谷戸ではお馴染みのホトケドジョウ。ホトケドジョウは水質や水温が安定した、流れの緩やかな環境を好むそうです。 水辺には、様々な生きものがやってきますが、キイロスズメバチは水を飲みにきたのでしょうか。 水辺でぴちゃぴちゃしている鳥さんがいると思ったら、びしょ濡れのヤマガラでした。羽についた汚れや寄生虫を落とすために水浴びをしていました。暑い日は気持ちよさそうですね。 ヤマガラがいるということは、、、やっぱりいました! ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロの混群が来ていました。 もちろん、水辺にはトンボもたくさんいます。こちらは、マユタテアカネ。 チョウチョもたくさんいます。 まるで枯れ葉のようなチョウですね。クロコノマチョウの幼虫はヨシやジュズダマなどのイネ科の植物を食べるので、卵を産みにきたのでしょうか。 こちらはキタテハ。 こちらは、ミドリヒョウモンのメス。 ヤブガラシの花にはアオスジアゲハとアブが蜜を求めて集まっていました。 一触即発?、にらみ合うオオカマキリ。 たくさんの生きものがいる湿地は、時にはこんなシーンも。 わずか1時間くらいの...