大雨のあとに見えた湿地の変化 〜8月の定例活動〜


 8月の定例活動を行いました。

この日は時々晴れ間が見える天気でとても蒸し暑かったので、熱中症対策を優先し、作業は10時から昼前までの短時間で実施しました。それでも日差しがさすと、少し動くだけで汗が噴き出すような一日でした。

まずは田んぼの様子を確認しました。

心配していた水ですが、前回の見回りで調整した効果もあってか、幸い大きく抜けることはありませんでした。しかし、その代わりに大雨による別の影響が目につきました。

なんと田んぼの中には上流から運ばれた土砂が堆積し、さらにテビー(堰)の土嚢まで流されて田んぼの中に入り込んでいました。

自然の力は本当に大きいものです。そこで皆で土砂を取り除き、流れ着いた土嚢を回収して外へ運び出しました。

また、田んぼ周辺では実り始めたジュズダマの刈り取りも行いました。

ジュズダマはイネ科の植物で、昔は硬い実を糸でつないで数珠やアクセサリーとして利用していました。湿り気のある場所を好むため、東谷戸の湿地環境でもよく見られます。

湿地の奥の方も見て回りましたが、こちらも大雨の影響が色濃く残っていました。

奥のどん詰まり付近には土砂がたまり、木道の一部は水没した跡が見られました。改めて今回の雨量の多さを実感します。


さらに斜面では枯れ木が倒れており、自然の中では少しずつ環境が変化していることを感じました。倒木は森の循環の一部でもあり、やがて昆虫やキノコのすみかとなり、土へと還っていきます。ちょっと通路をふさいでしまっているのは困ったものですが、、、

作業の途中も生きもの観察を楽しみました。

今回観察できた生きものはこちらです。

  • オンブバッタ
  • テングスケバ
  • ヤマトシジミ
  • ササキリ
  • ショウリョウバッタ
  • ジョロウグモ
  • オオシオカラトンボ
  • シオカラトンボ
  • クサグモ
  • ナガサキアゲハ
  • サワガニ
  • オオフタオビドロバチ
  • カワニナ
  • ホトケドジョウ、などなど

ササキリ
ショウリョウバッタ
オンブバッタ

この時期はバッタの仲間がとても豊富です。オンブバッタやショウリョウバッタは草地でよく見られますが、まだ幼虫のものも多く、これから秋に向けてさらに成長していきます。しかし、今回みつけたショウリョウバッタは既にかなり大きい個体でした。

ナガサキアゲハ

ノカンゾウの花にはなぜか死んでしまっているナガサキアゲハが、、、。ナガサキアゲハは日本のアゲハチョウの仲間では最大級の大きさを誇ります。ゆったりと飛ぶ姿はとても迫力があり、見つけるとつい目で追ってしまいます。

近寄ると枝に擬態するシャクトリムシ

銀河系のような模様のクモの巣

秋に向けてだいぶ大きくなってきたジョロウグモ


めちゃカッコいい!オオフタオビドロバチ

湿地ではサワガニやカワニナ、ホトケドジョウの姿も確認できました。

今回は大雨による自然の変化をあちこちで見ることができました。土砂や倒木など、一見すると困った変化にも見えますが、それも里山が生きている証拠です。

これから稲の成長も進み、湿地の景色も少しずつ秋へ向かっていきます。次回の活動ではどんな発見が待っているのか、今から楽しみです。🌾🦋🦀


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