【祝】TAMAサスティナブル・アワード2025-2026 生物多様性保全部門を受賞しました!

 


長年に渡る地道な取組みが評価され、『TAMAサスティナブル・アワード2025-2026 生物多様性保全部門』を受賞しました!

「TAMAサスティナブル・アワード」は、「多摩市気候非常事態宣言」を市民と一緒に前へ進めていくため、地域や学校、企業などで実践されている「持続可能なライフスタイル」「環境にやさしい取組」を表彰するもの。当会の活動に対して、「非常に貴重な湿地環境を守るために、体系的・継続的に活動を進めており、またその成果も目に見える形で出ているところが素晴らしい」と評価して頂きました。

TAMAサスティナブル・アワード2025-2026受賞団体が決まりました!|多摩市公式ホームページ



お礼の言葉

この度は私たちの活動をご評価いただきありがとうございます。 私たちは、東京都が50番目に指定した連光寺・若葉台里山保全地域で活動しています。多摩大学や八坂神社のある市境のこの地域は標高161mと多摩市内で最も高く、保全地域指定の目的は、自然環境とともに一体の貯水機能そのものをまもることでもあります。

さて、保全地域そのものは約5haあり、その中には多摩市が始めようとしている農業公園も含まれますが、私たちが活動しているのは、保全地域の中でも一番下流の小さな湿地です。

湿地には湿地独特の生態系がありますが、この湿地では国の絶滅危惧種であるキバサナギガイ、ミズコハクガイなどの陸水産性貝類やヒメアカネなどの昆虫類、地元由来のヘイケボタル、ホトケドジョウほか、希少ないきものが確認されています。

一年中供給される地下水や、もともとは谷戸の田んぼだった地形、雑木林等が相まった条件ならではの生態系を、東京都は野生動植物保護地区として残し、私たちはそこを守る活動をしています。

この度はこのような機会をいただけたので、私たちが大切に思う二つのことをお話しさせて下さい。

湿地に隣接する斜面に宅地開発の計画が持ち上がったのは2008年で、斜面を切り崩した土砂を湿地に落として埋め、そこも宅地にするという計画でした。それを知った当会の代表が、藁をも掴む気持ちで多摩市の市民活動情報センターを訪ね、そこが「環境NPOエコメッセ」を紹介し、そこが「よみがえれ、大栗川を楽しむ会」につないでくれました。

署名活動、調査のためのカンパ集め、議会や行政への働きかけが始まっていったのですが、市民のネットワーク、共感を拡げるいくつもの方法は、それまでの多摩市の市民活動が培ってきた賜物でした。

もう一つは、今の保全活動の形です。

保全地域全体は、東京都が審議会に諮って策定した保全計画に基づきますが、野生動植物保護地区である湿地の具体的な管理は、「湿地改善計画」を別途策定し、それに基づき毎年の活動計画を立てています。

年に一度、私たちの会と、貝や昆虫、水生生物や植物の専門家、東京都、モニタリング調査をしている都のコンサルが一同に会し、何をどうしたらどうなった、だから来年はこうしよう、やめておこう…という意見を交わし、次の計画を共有します。

例えば湿地全面に拡がる外来種のキショウブを除去すると水が溜まるようになり、今年は12年振りにヒメアカネが確認されました。ただ異常な猛暑の中、キショウブを抜いた地面がむき出しになると、そこのいるかもしれない貝類は大丈夫なのか…。生物多様性という言葉を耳にする機会は増えましたが、私たちには何を大事にすればよいのか、何を基準に考えればいいのか、わからないことだらけで、いろんなことが本当に手探りです。

だからこそ、今大切にすべき視点を専門家が与えてくれ、次のステップをみんなで決め、それが次年度予算に反映される仕組みは有難く、こんな機会がもっといろんな現場に拡がってほしいと思います。

みんなで残せた大切な場所が、もっと大切にされ守られていけるように、活動をつないでいきます。

ありがとうございました。





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