キショウブ抜根作業(2024.11.11, 12, 16 定例活動)
12日の様子をレポートします。
※キショウブは観賞用として日本に導入された外来種。繁殖力が強く、日本の在来種を駆逐するなどの被害を及ぼす可能性が高いことから環境省の要注意外来生物に指定されています。
【中流域】
まずは、湿地の様子を見て回る。
「多摩市生きもの調査隊」のコーディネーターとして市から委託されたNPO東京生物多様性センターが、哺乳動物調査のために「どんづまり」に設置した無人カメラ(そこに光があたっているのは、たまたまの木洩れ日)。無人カメラは、田んぼ近くの湿地流入口近くにも設置されました。どんな生きものが写っているのか楽しみです😉
「どんづまり」の木道と南水路の間で、ピンクのテープに囲まれたあたりが前日の11日にキショウブを抜根したエリアになります。
【下流域】
横に走るピンク帯の向こうが下流域のキショウブ抜根済みエリアになります。中流域にくらべるとかなり広い。
同じくピンク帯の手前がキショウブ抜根済みエリア(この上の写真とは逆位置で撮影)。
生えているのはミゾソバ。午後の作業で、地面が高くなっているところなど、ツル植物と一部のミゾソバを除去しました。ちなみに右に設置されているのは「土中湿度計」
10月11日に環境公社職員により実施された倒木・落枝処理の現場を都環境局の方と確認。
左の水路に掛かる堰のように見えるのは、大雨時にオーバーフローした水を向かって右方面に流れ込ませるために、9月に設置した仕掛け。
下流域の山側の状況を見ながら、都・公社・当会で意見交換。「崩落し南水路が埋もれてしまう可能性もあるかも、、、」
【上流域・作業現場】
12日は湿地に出入りする扉からの階段を下りたあたりで抜根作業を行いました。
北水路最下流部からバケツで水を汲んで運び、キショウブやガマの根の土を洗い落として、廃棄物の量と重さを軽減したり、工夫をしながらの作業となりました。
キショウブとガマの抜根、かなり徹底的(^o^)
当会メンバー向けに用意されていた2m四方スペース。地面から15cmほどでキショウブを刈り揃えしました。
手前あたりに注目です。そう、このあたりの場所!左奥が湿地への出入口。
右は地域環境計画の2名で、かなりハードな作業。その後、都の職員さんも加わり頑張りました。
大変な作業でしたが、参加された皆さん、お疲れ様でした😀
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