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わぉ!子供たちも参加した生きもの調査(2024.11.23 生き物調査)

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  連光寺東谷戸の会では、 専門家や近隣の学校にも協力いただき、生きもの調査を継続的に行っています。 絶滅危惧種等の生息状況等のモニタリングを目的とした 水生生物調査(個体数調査)は、年に2回(4月、11月)実施。11月23日に開催した今年2回目の調査の様子をレポートします。 この日は、近隣の中学校2校の生きもの好きの学生さんに協力して頂きました💪 まずは、東京都環境公社 環境資源・生物多様性研究科の研究員 西田さんからの調査目的や調査方法の説明に、みんな真剣に耳を傾けます。 そして、いつもは立ち入ることが出来ない湿地へ! 調査する水路に足を踏み入れると、、、あれ!、足が抜けない!! 子供たちは悪戦苦闘しながらも、ヤゴやホトケドジョウを見つけるたびに、すげ~!と実に楽しそう🌝 調査する区域を区切り、上流と下流のそれぞれをたも網で堰き止め、1回に3人が入ってガサガサを行います。そして、見つけた生きものは全てバケツに入れていきます。 ヤゴがいた~、、、このヤゴはめっちゃでかい! 子供たちに負けずに、ベテランメンバーも頑張ります。   何かいるかなぁ~❓、ドキドキ ここにはカワニナが結構いますね~ この深みにはホトケドジョウがたくさんいますよ~ 採取した生きものは種ごとに分けてバットにいれて数をカウントします。 この子は何ですかね? ホトケドジョウは、体長も測ります。 こちらはカワニナ。たくさんいますね😄 ヤゴもたくさん!! 最後は、見つけた生きものについての解説。貴重な生きものが生息している保全湿地。子供たちにとっては、学校近くにある東谷戸が いかに重要な場所なのかを身をもって体験する機会となったようです。 今回の調査では、ホトケドジョウは流入口に、ヤマサナエは下流に、 シオヤトンボ、ヒメゲンゴロウは田んぼで多く採集されて、複数の環境が 整っていることが種の多様性にとって重要であることが改めて分かる結果 となりました。 参加された皆さん、お疲れ様でした😀 第17回水生生物調査 講 師:東京都環境公社 環境資源・生物多様性研究科 研究員 西田 一也 日 時:2024年11月23日(土) 13:00~16:00 場 所:連光寺・若葉台里山保全地域内の湿地 参加者:大人 9人、中学生 9人 内 容:水温等の環境測定,水生生物の個体数調査 【おまけ】 ...

キショウブ抜根作業(2024.11.11, 12, 16 定例活動)

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2024年11月11日、12日、16日の3日間で、上流域、中流域、下流域の3つのエリアでキショウブの抜根と一部ミゾソバの除去作業を実施しました。 12日の様子をレポートします。 ※ キショウブ は観賞用として日本に導入された外来種。繁殖力が強く、日本の在来種を駆逐するなどの被害を及ぼす可能性が高いことから環境省の要注意外来生物に指定されています。 【中流域】 まずは、湿地の様子を見て回る。 「多摩市生きもの調査隊」のコーディネーターとして市から委託されたNPO東京生物多様性センターが、哺乳動物調査のために「どんづまり」に設置した無人カメラ(そこに光があたっているのは、たまたまの木洩れ日)。無人カメラは、田んぼ近くの湿地流入口近くにも設置されました。どんな生きものが写っているのか楽しみです😉 「どんづまり」の木道と南水路の間で、ピンクのテープに囲まれたあたりが前日の11日にキショウブを抜根したエリアになります。 【下流域】 横に走るピンク帯の向こうが下流域のキショウブ抜根済みエリアになります。中流域にくらべるとかなり広い。 同じくピンク帯の手前がキショウブ抜根済みエリア(この上の写真とは逆位置で撮影)。 生えているのはミゾソバ。午後の作業で、地面が高くなっているところなど、ツル植物と一部のミゾソバを除去しました。ちなみに右に設置されているのは「土中湿度計」 10月11日に環境公社職員により実施された倒木・落枝処理の現場を都環境局の方と確認。 左の水路に掛かる堰のように見えるのは、大雨時にオーバーフローした水を向かって右方面に流れ込ませるために、9月に設置した仕掛け。 下流域の山側の状況を見ながら、都・公社・当会で意見交換。「崩落し南水路が埋もれてしまう可能性もあるかも、、、」 【上流域・作業現場】 12日は湿地に出入りする扉からの階段を下りたあたりで抜根作業を行いました。 北水路最下流部からバケツで水を汲んで運び、キショウブやガマの根の土を洗い落として、廃棄物の量と重さを軽減したり、工夫をしながらの作業となりました。 キショウブとガマの抜根、かなり徹底的(^o^) 「三角コーナー」と名付けたが、今や「長方形コーナー」(^_^;)、、、田んぼみたいな風景に、、、 当会メンバー向けに用意されていた2m四方スペース。地面から15cmほどでキショウブを刈り揃えしました。 手...

保全田んぼで稲刈り(2024.10.26 定例活動)

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  10月の定例活動は、待ちに待った 🌾 稲刈り 🌾 を行いました。 保全湿地には、カエルやトンボ、ホトケドジョウなど水生動物の生息環境を維持する目的で小さな田んぼが2つあります。春先に植えた稲が立派?に実ったので、ボランティアの皆さんのお待ちかねの稲刈りを行いました!😀 「上田んぼ」は、イネを植えたはずがガマの田んぼとなったゆえ (~_~;)、 実ったイネを探すのに一苦労😅 皆さん、お喋りしながら、でも一生懸命に頑張りました。 思いがけず、なかなかの収穫量がありました♪・・・ と言いたいとこながら、左奥の3束が「上田んぼ」、真ん中の10束は「下田んぼ」。 で、その右に寄せてあるのは実無しの束  (+_+)   わらは、お正月のしめ縄に使うつもりです(たくさんできるかなぁ~^^) ま、いずれにしても、収穫作業は絵になりますね🍀 【稲刈り後の田んぼ】 「下田んぼ」は、After感あり♪ 「上田んぼ」は、まるでBefore感 (^_^;) 田植え前には埋土種子があるかと期待して、自然発生した植物を1m四方だけそのままに(Aさんには冷たく、それ、ガマよと言われたのですが、、、)。 最初はそこだけ生長が早く、そのうち「上田んぼ」全体を覆い、、、その後は、イネの生育を妨げて、、、結果、イネ収穫のさびしさと相成った。いい経験になりました(^ω^) 見事なアケビ♪ 午後のミーティング風景 (奥には、翌週に雨予報が多いため、しばらく納屋干しに) 【稲刈り中に出会った生きもの】 アシブトハナアブ ケラ(久しぶりの観察となりました) ジョロウグモ モズ ヤマトシジミ ナガコガネグモ(卵を産んだところ) ヒヨドリ アケビ カラスウリ コムラサキ ミゾソバ ハチの巣 【第17回 定例活動】 開催日時:2024年10月26日(土)10時~16時 参加人数:8人 天気:はれ 主な作業: 稲刈り 下田んぼ出口漏水修理  打ち合わせ