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ノイバラと格闘!(2025.2.22 定例活動)

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 2月22日の定例活動は、小雪が舞うほどの寒さの中、主にヨシ原の刈り取りとノイバラの除去作業を実施しました。 この日、つがいのモズが見晴らしのよい枝や棒に止まって獲物を狙っていました~🐤 田んぼ風景 まずは、湿地全体の観察からスタート。 前回の定例作業には水が溜まらない状態だった上田んぼの様子を見に行くと、、、お~!水がちゃんと溜まっている!! 水漏れ箇所を補修した成果がありました~~。ふぅ💦(前回の補修作業の様子は☞ こちら ) 前回の作業前の上田んぼの写真と、今回の写真を比較。素晴らしい!! 下田んぼと合わせて、漏水することなく無事に湛水状態になりました♪♪ 2月25日はカエルの調査日ですが、今年はアカガエル類がここまで来て産卵してくれるだろうか!?楽しみです。(ちなみにこの日の午前中は薄氷が張っていました~。まだ産卵には寒すぎるかも?) ヨシ原の刈り取り 新たに芽生えるヨシの生育のため、エリアを限定しつつ 、枯れたヨシを地表から30 cmほどで刈り取りました。根本から切らないのはキバサナギガイが生息 している可能性に配慮してのこと。 皆さん、もくもくと刈り取っていきます。 あっという間に刈り取りが完了。左側の北水路寄りのエリアは敢えて枯れたツル植物をそのままとし、枯れたヨシも刈らずの状態にしてあります。 ノイバラの抜根作業 左や右手前のこんもりと枯れたツル植物で覆われたところは、ノイバラが繁茂しています。右奥のヨシ原にはイヌコリヤナギも生えてきている。。。 湿地内では樹木が乾燥化に影響を及ぼしている可能性があることから、生えてきた樹木は基本的には伐採・抜根対象となります。 左のこんもりした部分は、ノイバラの群生。知らずに触ると棘がささります(≧∇≦) ノイバラは、地下茎でどんどん増殖していくので、地表部の茨だけでなく根っこも除去する必要があります。もちろん棘がすごいので抜くのも一苦労なのですが、ぬかるんだ土のためか根っこは比較的抜きやすいです。 ノイバラを袋に詰めるには、短くカットしないと大変!しかも切ること自体も手間がかかる~(^_^;) 全部で7袋にもなりました~。皆さん、お疲れさまでした。 おまけ エサが豊富なのでしょうか、この日は10羽ほどのムクドリの群れがいました。 この日見かけた生きものの記録は☞ こちら

冬水田んぼを目指して!(2025.1.25 定例活動)

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 2025年最初の定例活動を1月25日に実施しました。 冬水田んぼを目指して大工事? 水生昆虫やサワガニなどの生きものの棲みかとして、また産卵に訪れるヤマアカガエルのために、湿地内の田んぼは冬の間も水をはっておく「冬水田んぼ/冬期湛水(たんすい)」を目指しています。 湿地内の2枚の田んぼの内、下田んぼは前回の定例作業で排水部分の漏水を土のうを積んで補修したところ、水がしっかりと溜まっていました😙🎉 水が溜まっている下田んぼ ところが、上田んぼをみると、、、全く水が溜まっていません。。。💦 水がまったく溜まっていない上田んぼ 上田んぼに取水した水は、ある程度水位が上がると、下の写真のパイプ管を通って、下田んぼにいく構造になっているのですが、、、パイプ菅を通らずに違うところから下田んぼに流れ込んでしまっているようです。。。 いったい何処から下田んぼに流れてしまっているのか、、、どこかに穴があるのだと思うのですが、なかなか原因が分かりません😂 水の動きをよ~く観察していると、どうも畔の下に地下水路が出来てしまっているようです。 おそらくここっぽいという場所を掘ってみたところ、、、 ありました!! 地下を脈々と流れる水路が。 ということで、地下水路の入り口となっている箇所に波板を追加して穴を塞ぐと、、、 みるみるうちに水が溜まり始めました~ 😀  これで、なんとかヤマアカガエルの産卵の時期に間に合わせることが出来ました!! この日は、上田んぼへの流入水路の泥上げや、畔の補強、泥上げも行いました。 上田んぼへの流入水路の泥上げ 上田んぼの泥上げ作業 ヨシ原のつる性植物の除去 冬のこの時期の大事な作業として、ヨシ原のつる性植物を取り除く作業も行いました。 下流域の山側 に 新たな倒木 毎回、湿地の様子を見て回るのですが、前回の定例会の時にはなかった新たな倒木が!! ナラ枯れの枯損木が、物の見事にと言ってよいのか、侵食著しく竹林化しつつあったタケをなぎ倒すように、南水路の上に!! ナラ枯れの枯損木 ナラ枯れがひどい森の手入れをどうしていくのか、湿地の乾燥化を防ぎつつどうやっていくのが良いのか、なかなか悩ましい問題です。 おまけ 夏場は湿性植物で覆われている湿地ですが、冬の間はなんとも見晴らしがよい感じに。 この写真のあたりでは、ぴーちくぱーちく、小鳥さんたちがと...